1. S〜Cの基準表
まず前提として、この評価は「客観的な作品の完成度」と「管理人の好み」を半々くらいで混ぜたものです。純粋な批評家目線ではなく、あくまで「観る作品を選ぶ人の参考になるかどうか」を軸にしています。おおまかな基準は以下の通りです。
※あくまでも管理人個人の評価です。
| 評価 | 点数目安 | 基準 |
| S | 9.0〜10.0 | 脚本・演出・キャラのどれかが突き抜けていて、他人にも積極的に薦められます代表作:鬼滅の刃(9.3点)🌐 公式 |
| A | 8.0〜8.9 | 大きな欠点がなく安定して面白いです。ジャンルが好きな人には自信を持って薦められます代表作:幼女戦記Ⅱ(8.9点)🌐 公式 |
| B | 7.0〜7.9 | 楽しめますが、どこかに気になる点があります。ファン向け・原作既読者向けになりやすいです代表作:ただいま、おじゃまされます!(7.9点)🌐 公式 |
| C | 6.9以下 | 視聴は続けられますが、積極的に薦める理由が見つかりません代表作:無職転生Ⅲ 〜異世界行ったら本気だす〜(6.9点)🌐 公式 |
ここで大事なのは、C評価だからといって「悪い作品」ではないということです。C評価はあくまで「管理人の軸では刺さらなかった」という意味合いが強く、本当に完成度が低いと感じた作品は、別記事の「正直しんどかったアニメ」の方で扱っています。
2. 演出派か脚本派か
管理人は正直に言うと脚本派寄りです。作画や演出のクオリティが多少粗くても、脚本の構成や台詞回しに引っかかりがあれば評価は上がりますし、逆にどれだけ作画が綺麗でも、話の展開に説得力がなければ評価は伸びません。観る作品を選ぶ基準記事で脚本家を最優先に挙げているのも、この評価軸が根底にあるからです。
ただし例外もあります:戦闘作画やライブシーンなど、演出そのものが物語の一部になっている作品は別枠で評価しています。「静かな会話劇の脚本の巧さ」と「爆発力のあるバトル演出」は、そもそも比較する軸が違うと考えています。
3. 1話切りする基準
正直に言うと、1話で切る作品は年々増えています。毎クール70本前後が放送される以上、全部にチャンスを与える時間はありません。管理人が1話で切る主な理由は次の3つです。
①説明台詞に頼りすぎている:キャラクター同士が、視聴者向けの解説のような会話をしている作品は要注意です。
②テンプレの自覚がなさそうに見える:テンプレ自体は悪くありませんが、それを自覚した上での工夫が1話の時点で見えないと厳しくなります。
③1話の終わり方に意志を感じない:「とりあえず自己紹介が終わった」で終わる1話は、続きを観る動機が生まれにくいものです。
逆に言えば、この3つをクリアしていれば設定がどれだけベタでも最後まで観ることが多いです。「話題にならないのに、なぜ続編だけは続くのか」の記事で触れた「虚無枠」問題も、突き詰めればこの1話の作り方に起因していると思っています。
4. 3話切りする基準
1話は面白そうでも、続けて観ると合わないと分かる作品があります。管理人が3話まで観て切る主な理由も、次の3つです。
①主人公や会話のノリに拒絶反応がある:会話のテンポが合わない、ギャグが寒い、主人公の性格や行動にどうしてもイライラするなど、生理的なミスマッチがある場合です。
②3話になっても「何を楽しめばいいか」分からない:世界観や設定の説明ばかりが続き、物語のゴール(何を目指す話なのか)や、作品の売り(バトル、恋愛、考察など)がボヤけている場合です。
③作画や演出のクオリティが著しく落ちてきている:1話がピークで、2話、3話とあからさまに作画崩壊が始まったり、テンポが悪くなったりしている場合です。
5. 点数と「好き」は別物
最後に、これが一番伝えたいことかもしれません。S評価を付けた作品が必ずしも管理人の「一番好きな作品」とは限りません。逆にB評価やC評価でも、個人的には強く思い入れがある作品はたくさんあります。点数はあくまで「他人に薦めやすいかどうか」の指標であり、「管理人がどれだけ愛しているか」とは別の軸だと思ってもらえると、このサイトのレビューが読みやすくなるはずです。
6. 管理人が一番最初に観るところ
点数を付けるときに、管理人が一番最初に観るのは「そのクールの1話から最終話までで、起承転結ができているか」です。配点で一番大きい「脚本・構成」(40%)にあたる部分です。作画・演出が25%、キャラクターが25%、音楽が10%という配点は、実際の採点でもそのまま使っています。
ひとつだけ例外があります:今は、2期の決定が放送前からSNSなどで勝手に流れてくる時代です。そうした作品は、1クールだけで完結することを前提にしていないため、この見方の対象から除いています。
この見方に一番当てはまったのが、2026年春アニメの「とんがり帽子のアトリエ」です。1話から最終話まで、きちんと起承転結がそろっていたため、春アニメの感想まとめでは一番上にランクインさせました(9.2点)。なお、管理人がサイトの構築を進め始めたのは2026年5月の頭からです。そのため、この基準で付けた点数の実例は、2026年春アニメ以降の作品になります。
7点台の例:「オタクに優しいギャルはいない!?」(7.5点)は、楽しく観られる作品ですが、8点台には届かず、B評価になりました。
「好き」と点数は別の例:「ただいま、おじゃまされます!」(7.9点)は、管理人個人としては好きな作品ですが、点数はB評価です。点数は「他の人に薦めやすいか」の目安だからです。
点数の付け方:放送の途中でも、そのときの暫定の点数を付けています。そして最終話まで観たあとに、点数を直します。あとから「やっぱり点数を変えたい」と感じることもあります。
これまでに一番高い点数:「鬼滅の刃」(9.3点)です。理由は、バトルアニメの記事に書いたとおりです。
※現状の最高点は、9.3点です。9.4点以上は、これから数年は出ないと思います。
点数の記録の仕方:管理人は、これまでに観た累計の本数を覚えていないため、点数は感覚で付けています。観た感想をAIに伝えると、管理人の感覚とほぼ合う点数の案が返ってくるので、それを確認して、最終的な点数を決めています。ランキング記事の順位も、同じ流れで作り、管理人が確認しています。
点数を付け直した例:「氷の城壁」(9.0点・S評価)は、序盤の印象で付けた点数を、安曇美姫と日野陽太の告白を観て付け直しました(氷の城壁 公式サイト)。
評価に入れないこと:SNSの評判や、SNSで流れてくる動画の内容は、点数に入れません。「この人は観ていないのに書いているな」「観ずに動画にしているな」と感じるものがあるからです。アニメを観すぎたせいか、なぜか分かるようになってしまいました。評価は、自分で観た作品について、自分の目で判断します。
まとめ
今まで感覚的に付けていた評価も、こうして言語化してみると、自分でも意外と一貫性があることに気づきました。今後のレビュー記事も、この基準を踏まえて読んでもらえると、なぜその点数なのかが伝わりやすくなると思います。評価基準について気になる点があれば、ぜひX・Instagram・TikTokでも聞いてください。