2026年夏クール(7月〜9月放送)のアニメを視聴した感想をまとめました。今季は完全新作の話題作と、人気シリーズの続編がバランスよく揃った、見応えのあるクールだったと感じています。各作品の感想と独自評価をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

※S・A・B・C評価の基準はこちらをご覧ください。

2026年夏クール総評

今期の夏クールを一言で表すなら「完全新作の当たり年」でした。続編ものも粒揃いでしたが、それ以上に新規オリジナル・新規アニメ化組の存在感が際立ったシーズンです。特にジャンルを問わず高水準の作品が並んだ点で、近年でも屈指の豊作クールだったと感じています。

個人的なMVPは「二十世紀電氣目録」。京都アニメーションらしい圧倒的な映像美と、独自の世界観の作り込みは今期随一でした。一方で「無職転生Ⅲ」は1話・2話のエリス修行編こそ今期屈指の熱量でしたが、その後は日常パートが長く続き、やや息切れした印象もありました。期待値が高かった分、評価は辛口寄りにしています。なお、今期は、観る前の予想を上回った作品はありませんでした。逆に、予想を下回ったのが「無職転生Ⅲ」です。

S評価作品(必見)

今期の最高評価作品です。まだ観ていない方はすぐに視聴をおすすめします。

二十世紀電氣目録
SF・歴史 / 京都アニメーション / 2026年夏
9.1
管理人評価

京都アニメーション制作という時点で品質保証済みの本作です。20世紀の電気・テクノロジーをモチーフにした独自の世界観は今期随一のオリジナリティで、京アニらしい圧倒的な映像美と緻密なキャラクター描写が融合しています。今期の「映像クオリティ」最高峰作品でした。

S評価 — 毎話スクリーンショットを撮りたくなる映像美
※Netflix世界独占配信(他サービスでは視聴不可)
ぐらんぶる Season 3
コメディ / ZERO-G / 2026年夏
9.0
管理人評価

高松信司監督続投のぐらんぶるが3期で海外・パラオを舞台にしました。序盤からギャグ全開で駆け抜けましたが、真価を見せたのは終盤2話で、この2話を観て、評価が上がりました。第11話「沖縄再上陸(表)」・第12話「沖縄再上陸(裏)」の出来は、管理人的には2026年に観たアニメの中でもトップ5に入る秀逸さでした。監督・音響監督・脚本の全てを一貫して手掛ける高松信司ならではの、笑いと感情描写の緩急が凝縮された2話です。Season4の続報がなくても、管理人はこの先の展開を原作漫画の電子書籍で必ず追いかけます。

S評価 — 最終2話「沖縄再上陸」は2026年屈指の出来
ヤニねこ
日常系 / 2026年夏
9.0
管理人評価

タバコを吸う猫と暮らす日常を描いた異色の日常系アニメです。独特の空気感がクセになると口コミで急速に広がった今期の注目株です。派手な展開はありませんが、じわじわと沁みてくる温度感が忙しい日々の癒しになる、今期一番の「沼」枠でした。

S評価 — 観るほどに味が出てくる中毒性

A評価作品(おすすめ)

安定して面白く、自信を持っておすすめできる作品群です。

幼女戦記Ⅱ
ダークファンタジー / NUT / 2026年夏
8.9
管理人評価

累計1,200万部超の人気ライトノベル待望の第2期です。ターニャ・デグレチャフが再び戦場に向かいます。1期の圧倒的な戦術描写と重厚な世界観はそのままに、さらにスケールアップした戦争描写が展開され、ファンの期待を裏切らない完成度でした。

A評価 — 悠木碧さんの怪演は今期随一
これ描いて死ね
青春・漫画 / 2026年夏
8.8
管理人評価

漫画を描くことへの純粋な情熱と葛藤を描いた青春作品です。「描くこと」の楽しさと苦しさをリアルに描いた原作の魅力をアニメで余すことなく表現しており、何かに夢中になった経験のある人なら必ず刺さる内容でした。今期の「感動枠」の最有力です。

A評価 — 創作の喜びと苦悩がリアルに伝わる
さよならララ
ファンタジー・恋愛 / 2026年夏
8.6
管理人評価

キネマシトラス15周年記念のオリジナルTVアニメーションです。現代の滋賀県大津市を舞台に、人間の王子と恋をして泡になった人魚姫ララが、約200年の時を超えて人間として蘇り、もう一度本当の愛を探す物語です。オリジナルアニメながら今期の話題作の一角に食い込みました。

A評価 — いきものがかり主題歌も必聴
正反対な君と僕 2クール目
青春ラブコメ / 2026年夏(7月5日〜)
8.5
管理人評価

同じ作者・阿賀沢紅茶さんの「氷の城壁」とは対照的な、ほっこり系青春ラブコメの2クール目です。真逆の性格の男女が少しずつ距離を縮めていく王道展開ながら、丁寧な感情描写で飽きさせません。1クール目から追っている人も、これから観始める人にも良いタイミングでした。

A評価 — 氷の城壁とのギャップも楽しみたい
花ざかりの君たちへ
学園ラブコメ / シグナル・エムディ / 2026年1月〜(分割2クール、7月から第2期)
8.3
管理人評価

累計1,700万部超、平成少女漫画の金字塔とも言える中条比紗也さん原作の学園ラブコメが、原作完結(2004年)から22年を経て2026年についに初のTVアニメ化です。男装ヒロインが男子寮に潜入するという設定は、日本で2007年・2011年の2度にわたり実写ドラマ化もされた大ヒット作ならではの魅力です。時を経てのアニメ化ながら、現代の感覚に合わせてアップデートされた描写も高く評価しました。実はこの1月放送のアニメ1期目から、管理人は楽しく観ていました。アニメでの3期発表がなければ、続きは電子書籍で購入して原作を追いかけるつもりです。

A評価 — 平成少女漫画の金字塔、待望のアニメ化
黄泉のツガイ
ダークファンタジー / BONES / 2026年春〜夏(4月〜、連続2クール)
8.2
管理人評価

荒川弘(『鋼の錬金術師』)原作をBONESが制作した、4月から連続2クールで放送中の本格ダークファンタジーです。腰を据えて長く見せる構成のおかげで、安定した面白さが最後まで途切れず、時間をかけてじっくり物語に浸りたい人には特におすすめできる一本です。ただしその分、尺の使い方が丁寧すぎて、話の運びがゆったりしている点は、良くも悪くも人を選ぶかもしれません。

A評価 — 丁寧な尺の使い方は諸刃の剣、じっくり派向け

C評価作品(好みが分かれる作品)

管理人の軸では刺さりきらなかった作品です。C評価は「悪い作品」という意味ではなく、「積極的に薦める理由が見つからなかった」という意味合いです。詳しくは評価基準の記事をご覧ください。

無職転生Ⅲ 〜異世界行ったら本気だす〜
異世界ファンタジー / Studio Bind / 2026年夏
6.9
管理人評価

1話・2話のエリス修行編は今期屈指の熱量で、見応えがありました。しかしその後は日常パートが長く続き、正直なところ中弛みを感じる展開になりました。積み上げてきたシリーズへの期待値が高かった分、後半の失速が惜しまれましたが、残りの3話では一転、未来から来た老ルーデウスの登場で盛り上がりました。第2クールの2027年放送が決定しているので、続きにも期待したいところです。

C評価 — 序盤のピークの後、日常パートが長引く
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です2
異世界コメディ / 2026年夏
6.8
管理人評価

乙女ゲームの世界に転生したモブキャラの奮闘を描くコメディの2期です。設定自体はテンプレ寄りですが、キャラクターの掛け合いのテンポの良さで押し切る安定感があります。前作からのファンなら気軽に楽しめる続編です。

C評価 — テンプレでも掛け合いの軽妙さで楽しめる

全作品評価まとめ表

作品名評価管理人スコア一言コメント
二十世紀電氣目録S9.1今期No.1の映像美・Netflix独占
ぐらんぶる Season 3S9.0最終2話「沖縄再上陸」が2026年屈指の出来
ヤニねこS9.0独特の空気感が沼・今期一番の中毒性
幼女戦記ⅡA8.9悠木碧さんの怪演が今期随一
これ描いて死ねA8.8創作の喜びと苦悩がリアル
さよならララA8.6オリジナルながら話題作に食い込む
正反対な君と僕 2クール目A8.5氷の城壁とは対照的なほっこり系
花ざかりの君たちへA8.3平成少女漫画の金字塔、待望のアニメ化
黄泉のツガイA8.2丁寧な尺の使い方は諸刃の剣、じっくり派向け
無職転生Ⅲ 〜異世界行ったら本気だす〜C6.9序盤のピークの後、日常パートが長引く
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です2C6.8テンプレでも掛け合いが軽快で楽しい

来期(秋クール)注目作

2026年秋クール(10月〜12月放送)で個人的に注目している作品をピックアップしました。

秋クールの詳細はこちらの記事もあわせてどうぞ。