2026年秋クールが始まります。人気シリーズの続編ラッシュに加え、新規オリジナル作品も控える豪華な布陣です。その中でも特に「これは観ておくべき」と感じた10作品を独自視点でレビューします。配信サービス情報も合わせて掲載しているので、視聴環境の参考にしてください。

※★の点数は管理人スコア(10点満点)です。評価の基準はこちらをご覧ください。

今期の総評

2026年秋クールは、続編シリーズの「本気度」が際立つシーズンです。長く愛されてきた作品がいよいよ物語の核心に迫る一方、青春群像劇の新シーズンや、異色のオリジナル企画も混在する、バランスの良いラインナップになっています。続編ものは前情報を追ってきたファンほど楽しめる内容が多いので、気になる作品は今のうちに1期・2期を予習しておくのがおすすめです。さらに、P.A.WORKS制作の異世界ファンタジー、ゾンビ×青春コメディの新作、再放送で観られる名作文学アニメまで揃っており、幅広いジャンルから選べるクールです。

おすすめ10選

1
中華風ミステリー / 2026年秋(10月2日〜)
★ 9.2
シリーズ累計5,700万部を超える人気作、待望の第3期です。物語の舞台は後宮から市井へと移り、猫猫と壬氏の関係もいよいよ大きく動き出す転換点が描かれます。分割2クール(第1クール:10月〜、第2クール:2027年4月〜)というボリュームからも、シリーズ屈指の重要エピソードであることがうかがえます。12月には劇場版の公開も控えており、今期最も目が離せないシリーズの一つです。
ここが推しポイント:猫猫の推理と壬氏との駆け引きが、これまで以上に濃密になります。1期・2期からの積み上げが効いてくる第3期です。
管理人が一番楽しみにしている理由:中華風ミステリーは、実写ドラマには多くありますが、アニメでここまで続いている作品を、管理人は初めて観ました。1期は日本テレビ系の深夜枠で始まり、その後、金曜のフラアニ枠へ移りました。2期から続く企業とのコラボも多く、12月には劇場版も公開されます。2021年以降では、頭ひとつ抜けた作品だと考えているため、今期はこの作品を一番楽しみにしています。
2
青春群像劇 / 2026年秋(10月1日〜)
★ 9.0
阿賀沢紅茶原作、静かな緊張感が漂う青春群像劇の第2期です。人と壁を作ってしまう氷川小雪と、距離感ゼロで踏み込んでくる雨宮湊です。1期のラストで動き出した二人の関係が、2期でどう転がっていくのかが最大の見どころです。前作は14話以降の展開が特に評価された作品なだけに、2期でも中盤以降への期待値が高まります。
ここが推しポイント:不器用でじれったい人間関係を、繊細な間で見せる演出力です。1期未見の方はまず1期からの視聴がおすすめです。
3
青春スポーツラブストーリー / 2026年秋(10月4日〜)
★ 8.9
バドミントン部の大喜と、バスケ部の先輩・千夏です。等身大の恋と部活を描いた青春ラブストーリー第2期です。1期は世界配信でクランチロール・アニメアワード2025最優秀ロマンス作品賞を受賞するなど、海外でも高く評価された実力派です。誰かを好きになった時の心の機微を丁寧にすくい取る作風は、2期でも健在です。
ここが推しポイント:部活と恋、両方に全力な登場人物たちのひたむきさが見どころです。青春アニメとしての完成度が非常に高い一作です。
4
異世界ファンタジー / P.A.WORKS / 2026年秋(10月6日〜)
★ 8.9
六志麻あさ・業務用餅・kisui原作で、累計140万部を突破した人気漫画のアニメ化です。あらゆるものに「強化ポイント」を付与できる魔術師レインが、ギルドを追放されたところから物語が始まります。新たに加わった「青の水晶」ギルドで、傷を抱えた仲間たちと冒険を繰り広げます。監督は本間修、制作はP.A.WORKSで、レイン役は山下大輝さんです。
ここが推しポイント:タイトルは長いですが、物語は追放からの再出発というシンプルな構図です。魔法と科学技術が同居する世界観も見どころです。テレ東系列で毎週火曜24:00から放送されます。
5
格闘ラブコメディ / MAPPA / 2026年秋(10月3日〜)
★ 8.8
高橋留美子による不朽の名作、MAPPA制作による令和リメイク第3期です。水をかぶれば女に、お湯をかぶれば男に戻ってしまう乱馬と、許嫁のあかねが繰り広げるドタバタ格闘ラブコメディです。第3期では恐怖の秘拳「爆砕点穴」にまつわるエピソードが展開予定で、アクション面でもさらに見応えが増しそうです。
ここが推しポイント:放送直後からNetflix独占配信という体制です。地上波を見逃してもすぐに追えるので、リアタイ勢も配信勢も安心です。
※放送直後よりNetflix独占配信(他サービスでは視聴不可)
6
とある暗部の少女共棲
ダークファンタジー・バトル / J.C.STAFF / 2026年秋(10月9日〜)
★ 8.6
「とある」プロジェクト再始動企画の一つです。学園都市の裏社会で汚れ仕事を請け負う精鋭部隊「アイテム」に焦点を当てたダークな物語です。麦野沈利・フレンダ・滝壺理后・絹旗最愛の4人に、5人目の少女・華野超美が加わることで、闇はさらに深く広がっていきます。監督は長井龍雪です。青春の痛みを描く手腕が、暗部の少女たちの物語でどう活きるかにも注目です。
ここが推しポイント:「とある」シリーズ本編とは一味違う、裏社会視点のハードな人間ドラマです。シリーズファンはもちろん初見でも楽しめる構成です。
「とある魔術の禁書目録」のアニメが始まったのは2008年です。その放送後に生まれた世代は、いまや高校生です。名前は聞いたことがあっても、シリーズが長くて追いつけない、よく分からない、という方にこそおすすめしたい作品です。「とある」シリーズの入口として、気軽に触れられる一作です。
7
名作文学アニメ / アンサー・スタジオ / 2025年春放送・2026年秋に再放送(10月4日〜)
★ 8.4
モンゴメリ作・村岡花子訳「赤毛のアン」シリーズ(新潮文庫)の3巻分を、全24話で描いたアニメです。手違いでカスバート兄妹に引き取られた孤児の少女アンが、アヴォンリーの村で成長していく姿を追います。2025年春にNHK Eテレで放送された作品で、2026年10月4日(日)5時10分からフジテレビ(関東ローカル)で再放送が始まります。監督は川又浩です。
ここが推しポイント:全24話で完結している作品なので、再放送を機に最初から追いかけやすい一作です。見逃していた方にもおすすめします。
※2025年春にNHK Eテレで放送された作品の再放送です。
8
ゾンビ×青春コメディ / Studio Comet / 2026年秋(10月3日〜)
★ 8.4
「三ツ星カラーズ」のカツヲによる漫画(KADOKAWA)が原作です。謎の感染症で人類の約9割が失われてから13年が経ち、閉ざされた村を飛び出した主人公が幼なじみたちとともに、ゾンビだらけの世界を旅します。過酷なはずの世界が、仲間と過ごす日々のなかで鮮やかに映る、青春コメディです。テレビ朝日系全国24局ネットの「IMAnimation」枠で、毎週土曜23:30から放送されています。
ここが推しポイント:ゾンビものでありながら、旅と仲間を軸にしたポップな雰囲気が持ち味です。ABEMA・dアニメストアでは、放送後の毎週土曜24:00から最速配信されます。
9
ファンタジー・コメディ / ブリッジ・アイル / 2026年秋(10月7日〜)
★ 8.0
坂木持丸さん原作、ririttoさんイラストのSQEXノベル(スクウェア・エニックス)が原作で、漫画版は講談社「月マガ基地」で連載されています。自由で平和な生活を求めて旅する「世界最強の魔女」ローナが主人公です。追放されたあと、攻略サイトを閲覧できるスキルで旅を楽しむうちに、気づけば周囲を驚かせてしまう、騒がしい冒険の日々を描きます。監督は古田丈司さん、シリーズ構成は米村正二さんで、ローナ役を橘杏咲さん、エリミナ役をファイルーズあいさんが務めます。TOKYO MXでは毎週水曜22:00から放送されています。
ここが推しポイント:開始数分で追放されて、「また虚無枠か」と思いきや、その後の展開で「あれ? これは『この素晴らしい世界に祝福を!』になる可能性を秘めているのでは」と感じました。ABEMA・dアニメストアでは、毎週水曜22:00から見放題の先行配信があります。Prime Videoなど多くのサービスでは、10月12日(月)から配信されます。
10
コメディ / パッショーネ / 2026年秋(10月1日〜)
★ 8.0
ごく普通の女子大生・福賀くるみが、FX(外国為替証拠金取引)で2000万円を目指すという、令和らしい異色コメディです。チャートの値動きに一喜一憂するくるみの姿は、投資経験がある人ほど「あるある」と共感できる作りになっています。ゆるふわな絵柄とシビアな相場の世界のギャップが本作最大の魅力です。
ここが推しポイント:dアニメストアで最速先行配信です。OPテーマは主人公役・鈴木愛奈さん本人が担当する、いわゆる「電波ソング」との呼び声もあります。
※Amazon・Netflixは10月6日より配信開始予定